By 植田秋良 on
2022/08/10 18:16
本日8月10日、
鹿児島全共(10月)の北海道最終選抜会が行われました。

全道各地から【種牛の部】の素晴らしい牛達が揃いまして、
どの牛が選ばれてもおかしくないほどでした。
(※【肉牛の部】肥育の6~8区は結果発表のみ)

その中でも、やはり代表に選ばれた牛は
どの牛も、どこを見ても素晴らしいとしか
言いようがありませんでした。

特に十勝の方々の牛達が素晴らしく、
なんと、なんと、
ほぼ全ての区において代表に選ばれる
という快挙を果たしました。

代表に選ばれた牛の血統(1代祖)は、
ジェネティクス北海道さん所有の
勝早桜5や梅栄福、美津利奈、
英貞(勝早桜5-百合茂-安糸福)、
勝美糸(美津照重-勝忠平-金幸))、
十勝家畜人工授精所さん所有の
花国安福、奈津百合55、勝平1、
などでした。
代表に選ばれた方は
本当におめでとうございます!
また、惜しくも選ばれなかった方も
本当にお疲れさまでした!
2か月後の鹿児島では
北海道の皆さんが一丸となって
良い成績を残すことができるよう
祈っております!!
≪結果≫
(※血統と生年月日のみといたします。ご了承ください。)
【第1区 若雄】Read More »
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By 植田秋良 on
2022/08/05 15:05
8月3~4日の2日間、
南北海道肉牛市場が開催されました。
上場頭数は1,536頭でした(素牛のみの頭数)。
※1日目メス337頭、去502頭
※2日目メス295頭、去402頭
主な種雄牛は以下の通りでした(上場頭数が多い上位10頭)。
福之姫 257頭(メス109頭、去148頭)
勝早桜5 176頭(メス77頭、去99頭)
若百合 89頭(メス37頭、去52頭)
美国桜 67頭(メス25頭、去42頭)
百合白清2 67頭(メス14頭、去53頭)
鈴音 58頭(メス25頭、去33頭)
知恵久 54頭(メス28頭、去26頭)
諒太郎 45頭(メス22頭、去23頭)
美国白清 43頭(メス17頭、去26頭)
豊奨菊 42頭(メス22頭、去20頭)
平均価格は以下の通りでした(税込価格)。
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By 植田秋良 on
2022/07/29 11:16
7月6~7日に開催されました
南北海道肉牛市場の結果について、
参考までに販売金額上位10位の
1種雄牛別、2母方祖父別の結果を
お知らせいたします(税抜価格)。


何かの参考になりましたら幸いです。
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By 植田秋良 on
2022/07/21 10:07
あらためまして
北海道(道央、道南、道北、オホーツク)、関西、中国地方を
担当しております植田です。
さて、
先日、A農場さん(本州)にお伺いしました。
A農場さんは、昨年に牛舎を建てられました。

その牛舎は木造で、程よく日光が入り、
(屋根は3:1の割合で透明ポリカを採用)

換気も良好でした。
(風通しが良い場所、換気扇の設置、空気が上に抜ける構造、
牛舎側面は巻き上げカーテン)
.jpg)
牛床管理は、できるだけ床出しをしない方式を採用。
(かさ上げ式発酵牛床のような感じです)
特に春から秋にかけては、ほとんど何もしておりません。
上の写真のように牛床は程よく乾いており、
臭気は少なく、牛は気持ちよく横臥していました。
(この時、床の高さは約40㎝ほどでした。)

また、牛舎の周りにはパドックが設けられていました。
そこには繁殖牛と授乳中の哺育牛が
のんびりと過ごしていて、
何とも微笑ましい光景でした。
とても良い環境ですね!
A農場さんは、この牛舎を建てたことにより、
作業効率の向上や省力化、牛の品質向上など
に繋がったと感じておられます。
私はA農場さんだからこそ、
この牛舎を建てただけでなく、
上手に活用し、
効率よく牛の管理を充実させているものだと
思いました。
A農場さんの、
今後のご活躍、ご発展をお祈りしています!
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By 植田秋良 on
2022/07/08 16:30
7月6~7日の2日間、
南北海道肉牛市場が開催されました。
上場頭数は1,663頭でした(素牛のみの頭数)。
※1日目メス352頭、去493頭
※2日目メス317頭、去501頭
主な種雄牛は以下の通りでした(上場頭数が多い上位10頭)。
福之姫 293頭(メス115頭、去178頭)
勝早桜5 168頭(メス74頭、去94頭)
百合白清2 109頭(メス32頭、去77頭)
美国桜 81頭(メス32頭、去49頭)
若百合 70頭(メス27頭、去43頭)
紀多福 69頭(メス26頭、去43頭)
愛之国 61頭(メス33頭、去28頭)
諒太郎 53頭(メス24頭、去29頭)
鈴音 51頭(メス23頭、去28頭)
知恵久 45頭(メス18頭、去27頭)
平均価格は以下の通りでした(税込価格)Read More »
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By 植田秋良 on
2022/06/28 17:14
北海道の、
とある地区の美牛コンテストならぬ共進会に
足を運びました。
この地区は母牛の改良が早いだけでなく、
飼養管理技術がしっかりしていて、
子牛は素牛市場でも高い評価を得ています。
さて、今回の出品牛の中には
鹿児島全共に出品する北海道代表候補牛も
数頭いました。
(8月に北海道代表牛が決定)
出品牛は粒ぞろいで、
地区の共進会とは思えないほどレベルが
高かったです。
中でも入賞した牛は、
体の深み、体高、前駆や後躯の肉付き、
背線、皮膚、乳房(経産牛)など、
「素晴らしい!」
の一言しか言葉が出ないほどでした!
良い牛ばかりで、
とても勉強になっただけでなく、
あらためて10月に鹿児島で行われる全共が
楽しみになりました。
あと3か月ちょっとです。
5年に1度の祭典、
とても楽しみですね!
※各部の入賞牛です(いずれもメス)。
若百合-美国桜-安福久 10.9か月

勝美糸-勝早桜5-隆之国 11.5か月

安福久-平茂晴-勝忠平 15.7か月

勝早桜5-美国桜-百合茂 26.2か月

勝早桜5-光平照-百合茂 67.7か月

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By 植田秋良 on
2022/06/14 15:54
とある農場さんにお伺いしました。
農場さんでは約半年前より乾乳牛舎にて
発酵牛床(かさ上げ式)を上手に活用されています。
さて、このほど新しくできた育成牛舎においても
発酵牛床(かさ上げ式)の活用を始めました。

土台に自家産の中熟堆肥を30㎝ほど敷き、
牛が入った後はオガクズの投入とロータリーによる撹拌を
実施しています。
1か月がたった今では、牛床の高さが50㎝ほどになり、
牛床だけでなく牛の状態もとても良好です。
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(温度は40℃近くありました。
私はこのぐらいの温度がベストと考えています。
それは牛の腸内環境と同じで多種多様な微生物が生息でき、
微生物バランスが安定すると考えているからです。
ただ、冬は中々厳しいですが・・・)
ちょうど、お伺いした時に牛床のメンテナンスを
実施されていました。
それでは少し紹介いたします。
まずはメンテナンス前の状態です。
まだこのままでも良いぐらいですが、
農場さんでは常に牛体をきれいに保ちたいという考えがあります。
牛に対する愛情を感じます。素晴らしいですね!
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次にオガクズを薄く敷きます。
高くなった牛床の水分を低くして、
発酵に適した水分状態(65~70%未満)に保つためです。
(もちろん牛体の汚れも回避できます)
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その後、ロータリーをかけます。
.jpg)
深さは約30㎝ほどです。

ロータリーをかけることにより、
ふん尿とオガクズが均一に混ざるだけでなく、
牛床の通気を良くしたり(一時的ではありますが)、
牛床を平らに(整地)するという利点が生まれます。
発酵牛床にとって撹拌作業は手間のかかることですが、
前述したように多くのメリットがあると考えています。

出来上がりは
「しっとりフカフカ」な状態になりまして、
牛にとっても牛床にとっても快適なベッドになります。
(もちろん微生物にとってもです!)

また、様子を見にお伺いしたいと思っています。Read More »
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By 植田秋良 on
2022/06/10 13:10
6月8~9日の2日間、
南北海道肉牛市場が開催されました。
上場頭数は1,870頭でした(素牛のみの頭数)。
※1日目メス410頭、去598頭
※2日目メス363頭、去499頭
主な種雄牛は以下の通りでした(上場頭数が多い上位10頭)。
福之姫 301頭(メス123頭、去178頭)
勝早桜5 246頭(メス103頭、去143頭)
美国桜 117頭(メス41頭、去76頭)
百合白清2 88頭(メス22頭、去66頭)
若百合 85頭(メス31頭、去54頭)
鈴音 69頭(メス26頭、去43頭)
諒太郎 64頭(メス35頭、去29頭)
知恵久 59頭(メス32頭、去27頭)
紀多福 58頭(メス26頭、去32頭)
美津照重 52頭(メス19頭、去33頭)
平均価格は以下の通りでした(税込価格)Read More »
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By 植田秋良 on
2022/05/30 17:18
とある農場さんにお伺いしました。
春が過ぎ、
徐々に暖かくなっている今日この頃です。
牛舎ではミスト(霧噴出装置)が稼働していました。

そのため、牛舎内は涼しくさわやかで
牛さんもとても快適そうな印象を受けました。

農場主さんにお話をお伺いしますと、
ミストを稼働する時期は例年5月頃からとのことでした。
早めの時期から稼働させることにより、
本格的に暑くなる時期の牛さんへの負担を
少しでも減らすことができるそうです。
稼働時間は
朝から夕方までの日中のみとなっています。
稼働は5分ごとに1分間行い、間欠になっています。
真夏の時期や高温時には
稼働時間や間欠時間を変えているようですが、
どんなに暑くても夜通し稼働させることはないそうです。
それは牛舎内が高温多湿になってしまうことにより、
逆に寝苦しくなり牛さんが不快に感じてしまうからです。
暑熱対策はいろいろとありますが、
早めの対策が重要なポイントの一つと言えますね!
以上、ミストのご紹介でした!
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By 植田秋良 on
2022/05/26 9:04
とある農場さんにお伺いしました。

農場さんには、これまで何度かお伺いしましたが、
あらためて感じたことがありました。

それは
“牛への愛情(やさしさ)の大切さ”
です。

この農場さんの人柄や経営の考え方(理念)、
そして、牛に対する接し方(もちろん人にも)を通し、
その大切さを再認識いたしました。
どの牛も農場主さんに、とてもなついています。
そして、落ち着いています。
やはりこの農場さんは
良い牛をつくられています。
ご本人は、まだまだ課題が多いと
おっしゃっていますが、
私は更にまた、良い牛をつくられると確信しています。
農場さんの今後益々のご発展を祈っています!
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