自然環境の調和を保ちつつ地球に優しい持続的農業を提案します。

Author: 礒 匠 Created: 2016/04/01 13:28
(株)アース技研で北海道を担当することになりました。よろしくお願いします。

By 礒 匠 on 2019/05/21 18:25

 

皆さんこんにちは。

 

日本各地で天気が荒れていますが

皆様の無事を祈っております。

 

さて、お昼頃にある酪農家さんを尋ねたところ

牛舎を見せてもらうと・・・

 

 

見事にすべての牛が横臥していました。

芸術的なだけでなく

僕が入っていっても落ち着き放っており

しっかりと反芻をしていました

 

「調子いいですか?」と尋ねると

「調子いいですね」(^^)ニッコリ

これだけ、食っちゃ寝していれば

牛の健康も、お乳の生産も順調にいっているはずですね!

 

ゆとりのあるベッドに、ふかふかの麦稈

程よい風が入り換気もばっちり

牛の鼻先のサイレージの発酵も良く

ストレスが少ないようにする努力が伝わってきますね

 

さらに、1日に数時間パドック(放牧地)に放して

しっかりと運動とリラクゼーションができているようです

 

もちろん手間はかかっていますが

こういった手間が

良いお乳をいっぱい出してもらうことにつながるのですね!

By 礒 匠 on 2019/05/08 18:39

 

皆さんこんにちは!

道東担当の礒です

 

先日、釧路・根室地方に出張してきました

ある繁殖牧場(繁殖母牛50頭規模)でのこと

やっぱり、いい素牛を作るには哺育の時期が大切だよね。

という話から

この牧場主さんは

近くの酪農家さんから初乳を分けてもらって

冷凍初乳をたくさん用意しておいて

それを惜しげもなく飲ませるそうです(分娩後はすぐに親牛と離す)

 

さすがだなと思ったのは

その酪農家さんに下痢予防のワクチンを打ってもらい、

免疫グロブリン、IG濃度の指標になるのブリックス濃度を糖度計で測り

良質な初乳を確保しています

 

 

ちなみに解凍はこの低温調理器!

60℃設定にてパスチャライズ(低温殺菌)も完了です!

これで、殺菌した初乳を飲ませることができますね

 

これだけではありませんが

生後の管理を徹底しているため

事故もなく、子牛の発育もとてもいいです!

 

あらためて、初乳の重要性、哺育時期の管理の大切さを

勉強させていただきました!ありがとうございます!

By 礒 匠 on 2019/04/30 19:49

 

ある、和牛繁殖50頭規模の農家さんにお邪魔した時です。

 

哺育舎を見せていただいているとき

どの子も発育が良く

ミルク、スターターともに

しっかりと飲み、食いできているようです。

 

ハッチで飼っている子牛に

スターター、草を食べさせるコツを聞いたところ

 

シンプルなことではありますが

「常に新鮮さを保ってあげる」とのことでした

毎日三回の見回りで残っているエサを変え

水、草ともに新鮮なものに入れ替えているそうです

 

スターターを食い込むためには

たくさん水を飲めることが大切なので

しっかりとその環境を作ってあげられているということですね!

 

また、草も切り刻むことによって

しっかりと食べてくれているようです

 

ちなみにこちらの農家さんは

この哺育舎で与える草を刻むのに

この機械を使っているそうです

 

こちら、ガーデンシュレッダーという

枝などを細断するのにつかわれる機械ですが

これを使い10分ほど草を投入すれば3日分の

子牛10頭分くらいの切り草は確保できるとのことです

便利ですね・・・

調べてみたら意外と安い。

 

 

三つ子の魂百までと偉い人?の言葉がありますが

哺育期間はその後の牛の人生にとっても大切ですよね。

 

By 礒 匠 on 2019/04/28 18:41

 

皆さんこんにちは!

道東担当の礒です。

 

 

北海道では、先週・今週くらいから畑に入り本格始動です

 

昨年は、長雨の影響で刈遅れ、嗜好性が悪かったり

収穫量が少なくて困った方も多いのではないかと思います。

 

ある、400頭規模の酪農家さんでは

サイレージが例年よりも少なく、収量不足を補うために

輸入のルーサンとビートパルプを足したり

菜種粕で、しょうゆ粕で栄養分を補ったりと工夫されています。

 

あるいは、嗜好性が悪い場合に

リンゴ粕、パイナップル粕なるものや

値段は張りますが糖蜜をかけてあげることで

もう一口食べてもらう工夫をしている方もいました。

 

また、1番草、2番草どちらかの品質が良ければ

混ぜてあげることで食い込みが上がったという方もいます

 

少し、手間とコストはかかりますが

牛にとって、命の源である草を少しでも多く食べてもらい

牛の健康と生産量アップにつながるといいですよね!

By 礒 匠 on 2019/04/15 17:55

 

みなさんこんにちは

道東担当の礒です 

今月行われました十勝和牛市場の結果を

お知らせします

 

花国安福 238 勝早桜5 232頭  美津照重 164頭  幸紀雄 133

第1花藤 124頭  秋忠平99頭  諒太郎 74頭  美国桜 65頭  芳之国 49頭     

美津百合 48頭  福増 34頭  勝平1 47頭  隆之国 45頭     他

 

でした。

 

結果(税込) 

 

出場数

成立数

最高価格

最低価格

平均価格

めす

652

636

1,312,200

324,000

737,347

去勢

1019

977

1,169,640

221,400

848,383

 

 

で先月比は

めすで約+1万5千円

去勢で約+1万5千円でした

 

 

高く取引された牛は次の通りです(セリ価格)

 

去勢

福之姫-勝忠平-安糸福    271日齢  359kg  948,000

秋忠平-安福久-平茂勝    266日齢  321kg  948,000

勝忠平-安福久-安茂勝    260日齢  376kg  1,008,000

 

めす

美国桜-耕富士-美穂国    291日齢  321㎏  986,000

美国桜-百合茂-福之国    303日齢   334㎏  1,061,000 (※写真の牛)

金太郎3-安福久-金幸     273日齢  323㎏  1,097,000

安福久-勝忠平-金幸      347日齢  362㎏  1,215,000

 

 

繁殖牛

百合白清2-安福久-金幸  腹:美国桜   未経産  2,095,000円(※写真の牛)

勝早桜5-美津照重-勝忠平  腹:美津照重  未経産  1,056,000

 

 

  

 増体、血統が良ければ、去勢でも100万円を超える牛も少なくありませんでした

  

 メスも繁殖屋さん、肥育屋さんともに競っており全体的に高い値段となっていました。

血統的には、1代祖が安福久のメスはもちろんのこと&l ... Read More »

By 礒 匠 on 2019/03/20 8:55

 

皆さんこんにちは。 

道東&馬 担当の礒です。

サラブレッドの生産地、日高・胆振地方では

お産シーズン真っ只中だと思います。

軽種馬生産牧場の皆様は本当にお疲れ様です

 

2月に日高の軽種馬牧場を回っていると

やはり、ぽつぽつとお産が始まっており

かわいい仔馬ちゃんたちもお母さん馬に甘えていました

 

そこで、僕は実際には初めて見たのですが

お母さん馬がうんちをすると

仔馬がそのうんちを結構な量、食べ始めました

 

仔馬はお母さんのボロを食べて微生物を取り込んで

腸内細菌叢を構築するので、とても重要なことなんですね

 

馬にアースジェネターを給与しているユーザーさんは

仔馬はもちろんのこと

母馬にもアースジェネターを給与している方がほとんどです

 

それは、母馬の健康状態の維持も含め、そのうんちを食べる

仔馬の健康につながるという点でも、とても効果的だと思います!

 

それだけ、草食動物にとっても腸内細菌が重要ということですね!

 

お産後は、母馬のお腹の中の環境はがらりと変化し

腹痛も増えてくると思います

 

適度な運動、ボディコンデションの維持のほかに

予防のひとつとしてぜひアースジェネターの給与も続けてくださいね~

By 礒 匠 on 2019/03/06 18:48

 

皆さんこんにちは。

 

道東担当の礒です

 

 

ある、和牛繁殖農家さん(母牛25頭規模)に

お邪魔した時、これから人工授精に獣医さん来るとのことで

牛を枠場に連れてきていました。

 

さて、僕は初めて見たのですが

背中のツボに味噌を塗り、もぐさを置いて・・・

お灸です

 

腰角と背骨の交差するツボ

『百会』くらいは聞いたことありましたが

全部で13か所

繁殖に効くツボがあり

 

ネットで検索すると

お灸の温熱刺激黄体への血流量増加黄体ホルモン値増加

という感じで効果ありだそうです

 

火をつけると間もなく

気持ちよさそうに目もうっとりし

思わずおしっこをしながら

じわっと汗をかいていました

これは気持ちよさそう!!

この農家さんは

ここ何年も種がつかずに廃用という牛は出していないそうです

 

 

もちろん、普段の飼養管理もしっかりしており

11頭、目をかけているので優秀な成績を残しているのですが

 

僕は東洋医学的なの好きですので

とても興味深いものでした!

 

獣医さんにAIしてもらった後

ビタミンAE剤を飲ませて終了です。

 

 

あのうっとりした牛の顔を見て

思わず僕も週末に針治療の予約を入れたのでした。

By 礒 匠 on 2019/03/05 18:21

 皆さんこんにちは。

道東担当の礒です。

 

さて、十勝のある乳牛の育成牧場でおすすめされた商品がこちらです

 

セルフ牛ブラシ

 

牛がブラシに体を当てると自動で回転する

超気持ちよさそうなあれを思い浮かべますが・・・

 

こちらは

牛が自らこすりつけるセルフタイプのブラシです

 

 

全自動もとても気持ちよさそうですが

 

この写真を見てわかるように

相当気持ち良いらしくこんなに大量の毛が・・・!

 

 

設置も大変簡単で、値段もお安い!

全自動の1割程度の値段です

 

『キャトルブラシ』で検索すると色々出てきますので

興味のある方は調べてみてください

 

かゆいところをかけないストレスは大きいと思いますが

このブラシを設置するだけで牛の快適性が

大きく変わるのではないでしょうか!

 

牛のつかの間の幸せタイムを作る

非常にいいアイテムだと思いました!

By 礒 匠 on 2019/02/27 20:31

 

先日、とある酪農セミナーに行ってきました

 

テーマは子牛の管理と腸の健康に関してでした

 

 

牛の表現型や生産性、健康に大きく関わるのは

子牛、特に生後に大きく左右され

その牛の人生が決まるといっても過言ではないほど

子供の時期の管理は大切だそうです。

 

なので、小さい時期にどれだけストレスをかけずに

成長を促せるかが大事になってきますね

 

 

まず、生まれて一番大切なのは

初乳を飲んでもらうこと、

 

免疫成分のIgG濃度は、糖度の指標であるBRIX濃度を調べることで

おおよその数値が分かり、良質の初乳かどうかを調べることができます

BRIX濃度を測る糖度計があるので、購入して自分の牧場の牛の初乳を

調べてみるといいかもしれませんね!

 

ほかにも、

・分娩時は特にベッドや牛体の清潔を保ち、生まれた子牛を悪い菌にさらさない

・時間をかけて離乳のすることでストレスを減らす、

・スターターをしっかり食べてもらうためにきれいな水をいつでも飲めるようにしておく

 

 

などなど、ここでは書ききれませんが

特に印象に残ったのが

 

牛の一生を決めるのは

成牛 < 育成牛 < 離乳後 < 哺育期

で特に子牛の時期は大切ですが

 

さらに言えば、一番影響が大きいのは

お母さんのおなかの中にいる胎児のときだそうです

 

まだまだ胎児の研究は進んでいないそうですが

出産前の母牛の影響が、その子の将来に大きく影響されるとのことでした

 

母体の飼養管理を振り返ってみることで

より良い牛づくりにつながるかもしれませんね!

By 礒 匠 on 2019/02/20 19:42

 

皆さんこんにちは。

 

とても優秀な酪農家さんでの話ですが、

 

なんだかとっても調子が良く、分娩での事故などもほとんどありません

 

そして、生まれてくる子牛も大きく高い値段で売っています

 

なんで大きい子牛が生まれるんですか?

と聞いたところ、

やはり乾乳期の管理が大切なのではないかとのことです。

刻みのサイレージのほかに

飽食で長物の乾草をいっぱい食べさせています。

 

いかに食い込ませられるかで健康も生産量も決まり

その腹づくりがどれだけできているかで、

 

それは、育成、さらには哺育の段階で

草をたくさん食べて

大きくなって生産するようになった時に

たくさんのえさに耐えられるように

準備をするのですね。

 

哺育センター、育成センターなどの利用も

増えてきている中、この酪農家さんは

すべてのステージの牛を自分で養っており

手をかけることで、優秀な成績をおさめております

 

哺育、離乳後の牛舎を見せてもらうと

たくさんの乾草が置いてあり

 

この時期から草を食い込ませる一つのポイントは

頻繁に草を動かしてあげることだそうで

お邪魔した時も、草を寄せて、ほぐしてあげると

子牛たちが寄ってきてバリバリと食べ始めました。

 

乾草は、量が限られているからなるべく

無駄がないように、残さないようにと

こまめに草を寄せることが食い込みアップにもつながっているそうです。

 

 

普段、酪農家さんではあまり

子牛のことを意識していませんでしたが

改めて、子牛の管理の重要さ

大変勉強になりました!