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先週末は全国的に記録的な大雪に見舞われ 各地で色々な被害が起きたようですが、 皆さんの所では被害ありませんでしたでしょうか?
北海道ではちょうど”札幌雪祭り”の最中で、観光客の方々は航空便の欠航などで大変な目にあったとか…。 こればかりは自然の為せる業なので仕方がない事なんですが、最近はチョット多すぎますよねっ! やはり、自然の仕組みを無視した乱開発等による環境破壊に対しての人類への警告なのでしょうか? さて、2月最初のお話は本業に戻って?牛さんの話題からお伝えいたします! 先月になりますが、15日から今月3日迄長期南国遠征に行ってきました! この間、行く先々のお客さんとかなりの頻度で新年会?をこなしてきましたっ!! この新年会の合間に???…初めて沖縄県は今帰仁のセリ会場に行ってきました!! セリの上場頭数は326頭(オス:188頭、メス:138頭)と小規模な市場です。 セリ係留場を一回り… 全体的に飼料給与し過ぎ?って感じの個体が散見、特に雌牛には尾マクラが多発しているのが気になりました!!
全国的に確かに“大きい牛は高く売れる”という傾向がありますが、 “大きい”のと“太っている”のとは意味が違うんですよねっ!
粗飼料をしっかり食い込んで肥育農家さんに喜んでもらえる牛さん創りを目指してください! 一時の利益より、いつも自分の牛さんを購入してくれるリピーターを獲得して継続する方が良いですよ!!
巡回中にひときは目立つピンクのモクシの牛さんを発見!
アッ、モクシだけではなく体型しっかりしているからなんですよっ!
名簿を見ると…ユーザーさんHさんの牛さんでした! 平茂晴ー安平ー隆桜 258日令 (せり時281kgでした!) さらに徘徊…イヤ、巡回しているとまたもやピンクのモクシ牛を発見!! こちらもユーザーMさんの牛さんでした!
ウ~ム、このピンクのモクシ…目立っていてセリ場で探しやすくて良いですね~っ! 今度ユーザーさんに出荷の時にはピンクのモクシを付けて貰うように頼んでみようかな?(笑) この牛さんの前には黄色いパネルが下がっていました! 近寄ってよく見ると…
この牛さんの生後から出荷までの体高と胸囲の測定データーをグラフ化していました。 つまり、生後から毎月測定し標準成育曲線と並べて表示しているんです!
Mさんはもう一頭出荷していたのですが、この牛さんにも同じようにパネルが…
セリ場では購買者さんとゆっくりお話しする時間が無いので、このように成長記録をグラフとして 可視化していたら一目瞭然 …生産者への信頼感も大きく、安心して購入できると思います! 私は他のセリ場でもこのような表示をしているのを見た事はありません。 自分の牛を毎月測定して記録に残し、それをグラフとしてセリ場で見て貰う
自分の育てた牛さんをこのような形でアピールする事はとても大切な事だと思います 頭数の多い方は中々大変な事かと思いますが、トライしてみる価値はあると思いますよ!
但し…このような事を評価して貰うためにはず~っと継続しなければダメですけどね! アッ、この事だけではなく、どんなことでも継続する事って大事でしたねっ!!
セリ会場は今年最初のセリという事で、大勢の方々が参加しセレモニーが開催されていました! モチロン、車で来ている方は樽酒ではなくお茶で乾杯でしたけど… セリ本番…自分が育てた牛さんを引く眼差しは真剣そのもの… Hさん、Mさん…緊張の一瞬です!! 因みにこの日の平均価格は… 去勢平均 511,858(税込) (前月比:-24,167) 雌 平均 460、889(税込) (前月比:-22,741) 価格下げ幅については、先月が高止まりだったせいもあるとか… 最高価格は 去勢 672,000(税込) 百合茂・安福久・平茂勝 274kg 232日 雌 622,650)(税込) 安福久・北福波・福之国 287kg 297日 上場頭数が少ないという事もありますが、他県に比べればまだ安い方かも知れません
繁殖農家さんにとって、セリで高く売れるという事はとても良い事なのですが、
購買者である肥育農家さんにとっては、今の枝肉価格ではかなり厳しい経営を強いられています
子牛の価格はセリで価格が決まる事ですからどうしようもない所がありますけれど、
長期的に見て、同じ牛飼い仲間であり両輪でもある繁殖農家さん・肥育農家さん達がお互いに
安心して経営を継続できるような価格帯に早く落ち着いてくれればなぁ~って思ってますが…
皆さんはどう思いますか?