営業マンの放浪日記

砂時計

佐藤隆司の日記2014/05/10
前回の旅の途中で大田市にある“仁摩サンドミュージアム”に寄り道してきました!!


何故って…以前、致知という雑誌の中の対談を読んでいて、

ここに世界最大の“一年計砂時計:砂暦”があるという事を知りました。


そして、その対談の中で、

“時は過ぎ去るものではなく、…砂時計の砂のように…心のうちに、身体のうちに積もりゆくもの…”

…と話していたのを読んで、

な~るほど!素敵な発想で自分も心にストンと落ちるものがありました。


その時から、この対談に出ていた実物を自分のこの目で見てみたいと思っていたんですよ!




まずは写真からです。

最初に目に飛び込んできたのは入り口正面で出迎えてくれた満開のつつじ…




やや薄曇りでしたが、眩しいくらいの濃いピンク…さぞかし手入れも大変な事でしょう!









入り口の所にある施設のカンバンとアプローチです…16:30受付終了間際に飛び込みました!!

平日の閉館間際という事もあり、人影も少なくゆっくり出来ました!




階段を上ると正面にピラミッドが4基?…ニョキっとそびえていました!






受付で入場料700円を払っていざ出陣!!


まずは待望の「世界最大の砂時計 砂暦」にご対面です!!




その砂時計は外から見えた三角屋根の中腹に…

かなり高い所にあるので、思ったより小さく見えました!!






もう少しズームアップして…パシャ!



ハイ、今度は少し迫力がありますねっ!!

でも、流石に砂が落ちている姿は見えませんでした!!




でも、地上には実物大の砂時計が置かれていました!

流石に高さが5m、直径1m、砂の重量は1トンとデカイ!!!









そして、この時計が1日で落とす砂の量は…



2,740gですって…


全部落ち切るまで1年間で1,000kg…私が80歳まで生きていたとしたら、

あと16回ひっくり返したら終わりなんですねっ!!




ここの会場には他にも色々な砂時計が陳列されていました!





お店でよく見掛けるのは1分計や3分計ですが、10日計や1日計などもありました!



私達が時計で見る時間というのは、アナログなら平面を針が少しずつ回って時が過ぎて行くか、

デジタル時計なら数字が変わって時間が進んで行くだけなんですが、


この時を刻んで落ちている砂粒を見ていると、下に溜まった砂粒が少しずつ積っていく様子が見える…


つまり、“時は過ぎ去るものではなく、心のうちに からだのうちに積りゆくもの”


…という捉え方を改めて実感できました!


そして、この砂の積み重なったものが、自分にとっては今迄の思い出であり経験であり知識などであり、

時が積み重なった結果として少しずつ自分自身が形成されるていたんですよね!



こうして考えてみると、休みなく刻々と刻まれている私の時間の捉え方が今までとはチョット変わって、

日々を大切に、今置かれている環境で一生懸命、精一杯生きなくちゃあいけないなぁ~って

改めて感じた一時でした!!

そして…この積もってきた砂粒には決して無駄なものは無い…って事も確信しました!



皆さんもこれからでも遅くは無いと思います!


時の流れの発想をチョット転換して、今日から時の一粒一粒を大切にして過ごしてみましょうね!!

その先にはきっと楽しい時が待ってくれていると思いますよっ~!!


もし、何かの用事で近くに行くことが有りましたら是非時間を作って訪れて体感してみてください!

そうでない人は…市販されている砂時計を買って、時を刻む砂粒と睨めっこしてみてください!

時の発想がチョット変わるかも…ですよ!!