営業マンの放浪日記

既存牛舎での発酵牛床⑤

植田秋良の日記2020/06/24
 

先日、今年2月から既存牛舎(コンクリート床)で

発酵牛床の活用を始めた()ある(・・)農場におた。

発酵牛床の活用は、育成舎および肥育初期(離乳~10か月齢頃)

までです。(主に後ろの寝床の部分。肥育初期は手前も含む。)

開始時に、発酵熱を持った中熟堆肥を投入して土台にし、

その上にオガクズを敷いたとのことです。

その後は、牛、発酵牛床の状態を見ながら、

時々、オガクズを足したり、耕運機をかけておられます。

発酵牛床の状態は、高いところで厚さ約3040㎝ほど、

しっとりフカフカで臭気は少なく、ほんのり暖かい最高の状態です。

牛の状態は、もともと良かったので一概に言えませんが、

手づや、肋張り、フンの状態など、とてもいい感じです。

発酵牛床の活用により、

  牛がよく寝て、(草を)食べるようになった(牛の健康増進)

  床出し及びフンを取り除く労力の削減(省力化)

※発酵牛床を始めた2月から床出ししていない

などの効果が表れています。

 

今後は、ますます気温が上がり、発酵が促進され、

より一層の発酵牛床の効果が期待できます。

 

とても楽しみです!