営業マンの放浪日記

かさ上げ式の発酵牛床 パート2(10か月後)

植田秋良の日記2020/12/25
 

H農場さんにお伺いしました。

かさ上げ式の発酵牛床を始めて10か月が経過しました。

発酵牛床は、子牛ハッチ、育成舎(離乳~肥育前期頃)

にて、活用しています。

最初は発酵熱がある中熟堆肥を土台にし、

発酵牛床の水分や通気、牛の状態を見ながら、

オガクズの投入や撹拌を実施してきました。

 

また、最近は近くの落ち葉を集めて大量に投入したり、

(※落ち葉には枯草菌がいっぱい生息しています)

撹拌後は少し時間をおいて牛を入れたりと、

(※しばらく通気を維持することで好気性菌を活性!)

色々と工夫をして、良好な状態を保っておられます。

発酵をよく理解されていますね!

1マスの広さは、幅3m×奥行6m18㎡です。

4頭いますので1頭当り4.5㎡の広さです。

ただ、発酵牛床は奥側の半分のみとなります。

発酵牛床の厚さは、手前30㎝~奥50㎝程で、

発酵熱の維持、土のような香り、フカフカな状態を

保っています。

(発酵牛床を活用する場合は、牛の密度とともに

発酵牛床の体積量の多さがポイントになります。)

 

その結果、

牛の横臥時間が増え、牛の状態も良いだけでなく、

床出しの労力が大幅に削減され、省力化に一役買っています。

 

H農場さんの発酵牛床は、時間が経つに連れて、

どんどん良くなっています。

 

今後が楽しみです!