営業マンの放浪日記

楽しみな発酵床牛舎②(北海道)

植田秋良の日記2021/08/27
 

先日、とある農場さんにお伺いしました。

先月のブログで紹介しました

「楽しみな発酵床牛舎(北海道)」の続編を紹介します。

https://labogenitor.com/diary/detail.html?itemid=2298&dispmid=515

建築中だった牛舎は、ほぼ完成していました。

牛舎内は、明るく涼しい感じがしまして、

とても、さわやかで心地良い空間でした。

屋根は、この牛舎の特徴の一つであります特殊な

半透明のビニールを使用しています。

その主な特長は、

  ビニールハウスより強度が高い

  明るい舎内

  コストが安い(鉄骨や木造牛舎と比べて)

などといったことが挙げられます。

一方、発酵牛床の状態は、

土台となる種菌(中熟堆肥)の状態が

抜群に良い感じでした。

臭気が少なく、また、30㎝深部の発酵温度は、

60℃付近に達しているところもありました。

(ちなみにアースジェネターを給与した牛の堆肥です!)

発酵牛床の活用を新しく始める場合、

状態の良い中熟堆肥を種菌として使うことが、

最も重要なポイントのひとつに挙げられます。

そして、牛舎の一角(一マス)には、

もう既に数頭の育成牛が入っていました。

前述した種菌(中熟堆肥)の上にオガクズを敷き、

1週間前に牛を入れたそうですが、

とても心地良さそうですね!

今後は、

牛床の水分や通気状態、

牛の状態(ヨロイの付着、横臥時間など)を見ながら、

敷料の投入量やその頻度、牛床の撹拌などの維持管理を

していくことになります。

ポイントは、なるべく労力とコストをかけず、

牛や牛床の良い状態(しっとりフカフカが理想)を

保つことです。

はたして、

牛や牛床が(農場主さんも)、どのようになっていくか、

今後がとても楽しみです。

乞うご期待です!