営業マンの放浪日記

とある出来事

植田秋良の日記2022/02/04
 

つい先日、出張先でのことです。

 

宿泊先で朝起きて出発の準備をしていると、

名刺入れが無いことに気づきました。

 

もう顔面蒼白です。

 

思い起こせば家から持ってきた記憶がなく、

どうやら忘れてきたようです。

 

営業職に就いている者として、

何とも恥ずべき行為です。

 

この日も新しくお会いする予定の方が

何人もおられました。

 

ただ、幸いにも財布の中に3枚だけ入っていました。

しかし、これでは全然足りません。

 

そこで思いついたのが、

3枚の名刺を厚紙でコピーすることでした。

 

早速、ホテルのフロントへ行って、

頼んでみました。

 

時刻は朝の630分です。

 

対応して下さったのは女性の方(Kさん)でした。

 

「それは困りましたね。

厚紙は用意できます。

では、名刺3枚を使って厚紙全体に

できるだけ多くカラーコピーしてみましょう。」

 

と、早朝にも関わらず、

嫌な顔を一つもしないどころか、

親身になって対応してくださいました。

 

数分後、

十分な枚数の名刺9枚分を印刷することができました。

厚紙やカラーコピーの質も良く、

とても良い仕上がりです。

 

あとは1枚ずつ名刺サイズに切るだけです。

 

そこで、書類などを切る切断機をお借りすることにしました。

 

私が慣れない手つきで使い始めたのを

目にしたKさんは、

 

「もし宜しければ、私がやりましょうか?

 使い慣れていますので!」

 

と、言ってくださり

やって頂くことになりました。

 

待つこと5分。

 

「こんな感じに仕上がりましたが、

 いかがでしょうか?」

 

完成品を見ると、

なんと素晴らしいのでしょう・・・・!!

 

それは元の名刺と遜色ない仕上がりでした。

 

 

 

そして、Kさんのおかげで名刺を切らすことなく

 

無事に出張の予定を終えることができました。

 

 

 

この度、Kさんの対応には

とても感銘を受けました。

 

 

早朝にもかかわらず、

困っている私に対し、

共感する気持ちを持って、

丁寧かつ迅速で

機転の利いた対応をし、

期待(以上)に応えて下さいました。

 

 

なかなかできることではありません。

 

 

私自身の仕事に置き換え、

見習っていきたいと強く思いました。

 

ピンチを救っていただいただけでなく、

自分の仕事を見つめ直す良い機会となりました。

 

Kさんには深く感謝申し上げます!