皆さん、こんにちは。
今回は、牛舎ごとのハエ対策ポイントについて
書かせていただきたいと思います。
育成、肥育牛舎のハエ対策として
壁際、水槽周囲、飼槽の下など、糞が堆積しやすい場所から
糞や敷料を回収し、マスの中心に移動させるということがポイントだそうです。
マスの中では、牛が動き回り、踏みつけてくれるので
ハエ幼虫が生活しにくい環境となるからです。
また、壁の上や柵の上に溜まった少量の糞からもハエは発生してくるようで
こちらも、週1回程度落としてあげることも良いそうです。
加えて、IGR剤(シロマジン、ネポレックスといった発育抑制剤)を定期的に散布してあげることで
さらに発生を抑制することができます。
搾乳牛舎のハエ対策としては
基本的には、肉牛牛舎と同じく
糞が溜まりやすい場所を中心に除糞することが
基本的な対策となります。
つなぎ牛舎ではバーンクリーナーに、薬剤を撒くということと
牛床マットの隙間などの堆積にも注意して、対策を行うと良いそうです。
また、サシバエの発生源は、堆肥舎がメインになるそうで
除糞した後の対策も重要になります。
堆肥の発酵熱50℃以上で、ハエの幼虫に影響があるそうで
適切な水分管理と、定期的な切り返しで
発酵を管理することでも対策できます。
アースジェネターは堆肥の発酵を促進することにも
効果が期待できるのでお力になれるかと思います
直接、堆肥舎に薬剤を撒いて対策するということも良いそうです。
特に堆肥発酵に悪影響はないとのことでした。
これからの季節、ハエの発生が加速し
牛にとっても、人にとってもストレスがあると思います。
ハエ対策の1つとして、参考になりますと嬉しいです。