営業マンの放浪日記

発酵牛床(コンポストバーン、バイオベッド)その23New

植田秋良の日記2025/05/17

今回も
発酵牛床に
直接関わる話ではありませんが、
水槽の位置について
お話いたします。

(エ) 水槽の位置

水槽の位置は
発酵牛床を運用する上で
ポイントの一つになります。

それは
発酵牛床の維持管理(動線)や
発酵牛床の水分状態に
影響を与えるからです。

では
いくつか事例を紹介しながら
お話していきます。

A.飼槽の並びに位置している場合

発酵牛床の限らず、
肉牛農場の牛舎や
フリーバーン牛舎で
良く採用されています。
 

水槽からこぼれた水が
飼槽周辺に落ちますが
発酵牛床には
影響を与えることはありません。
 

B.採食通路と発酵牛床の間に位置している場合

水槽はコンクリート壁で
囲われているため、
牛は採食通路側からのみ
水を飲むことができます。
 

したがって、
水槽からこぼれた水が
発酵牛床側に落ちることはありません。
 

ホイルローダーなどで
発酵牛床の維持管理をする時
水槽の存在が
少し気になる方もおられますが、
大きな問題にはなっていないようです。

C.発酵牛床の両側面(外側)に位置している場合

牛が発酵牛床から
水を飲みことができます。


一方で、
ホイルローダーなどで
発酵牛床の維持管理をする時は
通り抜けることができません。
 

D.発酵牛床の外通路(両側)に位置している場合

発酵牛床に
水槽の水がこぼれ落ちる心配はありません。
 

また、
ホイルローダーなどで
発酵牛床の維持管理する時には
障害になっておらず
影響を与えていないようです。
 


以上、
水槽の位置について
お話いたしました。


次回は
牛舎施設全般について
お話いたします。



乞うご期待です!