営業マンの放浪日記

皆さま、こんにちは！！


先月、牛肉の枝肉相場と在庫状況①を書かせていただきましたが


今回は②を書きます。


2024年下半期の牛肉卸売業者の取り扱い状況（2024年上半期との比較）

牛肉全体　　増加　　28.6% 　　 同程度　　57.1%       減少　 14.3%
和牛　　　　増加　　46.2%       同程度　　53.8%       減少　　 0%
交雑種　　　増加　　30.8%       同程度　　61.5%       減少　　 7.7%
乳用牛　　　増加　　　7.7%　　同程度　　69.2%       減少　　23.1%
輸入品　　　増加　　　7.7% 　  同程度     69.2%       減少      46.2%
（冷蔵）　　
輸入品　　　増加       21.4%     同程度     50.0%       減少     28.6%
（冷凍）


和牛の増加理由　　　小売り向け需要と外食向け需要の増加

輸入品の減少理由　　相場高、景気状況、小売り向け需要の減少、他畜種や品種へのシフト



ご存知の方も多いかと思いますが、和牛肉販売促進等支援緊急対策事業（令和７年３月１日

以降に実需者に販売されたもの）という事業が始まっております。

こちらは、食肉卸業者と小売や外食産業が連携した販売促進を促進させる目的で、助成金は

食肉卸業者に助成されるものになります。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　助成単価
枝肉フルセット（枝肉から得られる全ての部位）　　　A5等級　　15万円/頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 A4等級       9万円/頭
ロイン系部位                                                               1,800円/kg
ロイン系以外の部位　　　　　　　　　　　　　　　　　         600円/kg



まとめ
国産牛肉の在庫量はコロナ以降徐々に減ってきており、消費もある程度、順調に推移していると

感じました。

そして2020年から始まった、和牛肉保管在庫支援緊急対策事業（保管事業）の後継事業にもあたる


和牛肉販売促進等支援緊急対策事業も良い影響を与えていると思います。



先月、この記事を書き終えた５月中旬までは、東京食肉市場の加重平均価格は


2025/05/12　　税込み価格
メスA5     3,005円　　A4   2,479円

去勢A5    2,519円　　A4   2,309円


2025/06/02
メスA5　2,937円　　A4 2,489円

去勢A5  2,440円　　A4 2,273円



と若干、下がってきてしまいました。


例年通りですと、８月くらいまでは低調になってしまいますが


今年は、どのように推移するのでしょうか。


少しでも、高値になってくれると嬉しいのですが。。。