営業マンの放浪日記

発芽New

添田優和の日記2025/12/20

皆さん、こんにちは。

先日、堆肥発酵についてのご質問をいただきましたので、
その内容について少し書かせていただきたいと思います。

質問の内容は、
「堆肥の中に含まれる雑草の種子は、発酵温度が何℃くらいで発芽しなくなるのか」
というものでした。

具体的な温度を把握していなかったため調べてみたところ、
種子の種類や状態(水分を含んでいるかどうかなど)によって
多少条件は異なるものの、

60℃以上の発酵温度で、数時間から2日以上置くことで、
ほとんどの雑草種子が死滅する
とのことでした。

発酵中の堆肥は、部分的に温度のばらつきが生じやすいため、
定期的に切り返しを行いながら、
堆肥全体に60℃以上の発酵期間をつくることで、
雑草種子の発芽率を大きく下げることができるそうです。

また、堆肥発酵がうまく進むと、
たとえ悪い菌(大腸菌など)が存在していても、
十分な発酵熱によって殺菌できることや、
ハエのウジの死滅につながるというメリットもあります。

堆肥をご自身の畑に撒いている方や、
農家さんに販売されている方も多くいらっしゃると思いますので、
参考にしていただけましたら幸いです。