皆さん、こんにちは。関東担当の礒です。
先日、関東で非常に優秀な成績を収められている
和牛一貫経営の農家さんをお邪魔してきました。
時代を読み、先手を打つ経営判断
こちらの農家さんは数年前から「将来的な子牛不足」を予測し、
新牛舎を建設して繁殖雌牛を増頭されてきました。
その結果、現在では外部から素牛を導入することなく、
自前で肥育牛を確保できる体制を確立されています。
実際、ここ数ヶ月の素牛価格の高騰には驚かされます。
2024年(令和6年)夏〜秋頃には、去勢の平均価格が税込60万円ほどだった相場が、
現在では税込90万円近くまで跳ね上がっています。
こうした局面で、自社生産の強みがどれほど大きいかを改めて痛感します。
「ひと手間」が作る抜群の肥育成績
新しく建てられた牛舎を拝見して、まず驚いたのがこの光景です。

ちょうど昼の粗飼料給与前の様子ですが、
飼槽も通路も驚くほど清潔に保たれています。
こちらの農家さんのこだわりは、
「こまめな給与」と「ロスの削減」です。
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常に新鮮な草を: 頻繁に少量ずつ与えることで、牛が常に新鮮な草を無駄なく食べられるよう管理されています。
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カットの工夫: 機械で短く切ってから与えることで、食い込み量を増やし、かつ牛床に草を引き込んでしまうロスを最小限に抑えています。

こうした細かな管理の積み重ねが、牛の健康、そして抜群の肥育成績へと繋がっています。

私たちが今、できること
牛舎の改築や新築は、すぐに決断できることではありません。
しかし、「頻繁に草を与える」「牛舎を清潔に保つ」といった現場の工夫は、
今日からでも取り組むことが可能です。
相場が不安定な時期だからこそ、
こうした「ちょっとしたひと手間」と「経営の工夫」で、
この難局を共に乗り切っていきましょう!