皆さん、こんにちは。
先日、関東の酪農家さんのもとへお邪魔した際、
話題の中心はやはり「暑熱対策」でした。
日本の夏は高温多湿。
家畜たちにとって人間以上に過酷な季節が、すぐそこまで来ています。
巡回中、すでに対策を徹底されている現場や、
これから新たな工夫を取り入れようとする農家さんの本気度を肌で感じてきました。
◆ お手本にしたい「風の通り道」
まず驚いたのは、こちらの牛舎です。

暑熱対策が徹底されている牛舎。扇風機の配置に注目です。
別の繋ぎ牛舎の牧場さんでは、
扇風機の台数をこれまでの「4頭に1台」から「2頭に1台」へと倍増させる工事をされていました。
単純に風を送るだけでなく、牛1頭あたりの風量を確保することで、体感温度を確実に下げようという狙いです。
◆ 「エサの鮮度」を守る、これからの先行投資
一方、別の農家さんでは「飼料管理」の面で新しい挑戦をされようとしていました。

これから遮熱塗装を行う飼料タンク。エサのロスを減らすための重要な一歩です。
こちらの農家さんでは、飼料タンクの遮熱塗装(エサガード隼)を検討中とのこと。
塗装によってタンク内の温度上昇(約10℃低下)を抑えることで、エサの酸化やカビを防ぐ狙いです。
「設備で風を送るのと同時に、入り口であるエサの質を落とさないことも大切だ」という言葉が印象的でした。
こうしたハード面の対策とあわせて、
私たちが忘れてはならないのが「栄養面」のサポートです。
特に「水」と「塩」の管理は基本中の基本。
今年は梅雨明けから秋口にかけて、例年以上の暑さになる予報が出ています。
先行して徹底されている現場を参考にしつつ、今のうちから万全の準備を整えておきたいですね。
なんとか今年も、皆さんと一緒にこの夏を乗り越えていきましょう!