皆さんこんにちは。
関東担当の礒です。
先日、出荷直前の素晴らしい肥育牛に出会いましたので、ご紹介したいと思います。
こちらの写真の牛さんです!


モモのボリューム、身体の深み、そして伸びもあり、
一目で「これはすごい…」と感じさせる抜群の体型をしていました。
血統は「北美津久-芳之国-勝忠平」のメス牛です。
北美津久のメス、本当に素晴らしいですよね!
もともと北美津久は枝肉重量・サシともに抜群の成績を誇る種雄牛ですが、
この体つきを見ただけでも、歩留まりの良さと
いかにも「BMS12番」が出そうな雰囲気がビシビシと伝わってきました。
そして気になる枝肉の結果ですが……
枝肉重量 607㎏、見事にBMS12番!
地域の共励会でもしっかり入賞を果たしていました!
ここで、この「607kg」という重量がどれほど驚異的かをご紹介します。
家畜改良センター様が公表している「令和6年度地域別枝肉成績とりまとめ」のデータによると、
関東地区のメス牛(5,208頭)の枝肉重量平均値は464.3㎏(標準偏差57.9)となっています。
平均の464.3kgを140kg以上も上回る「607kg」という数字がいかに大きく、
素晴らしい体躯であったかがこの客観的なデータからもよく分かりますよね!
北美津久は去勢の成績が良いのはもちろんですが、
特にメスは群を抜いて素晴らしい結果を残している印象があります。
繁殖農家さんの間でも、その能力を見込んで後継牛(繁殖牛)として手元に残されている方が多いのではないでしょうか。
繁殖の世界では「安福久母体」といえば鉄板ですが、
あえて安福久の血が入っていない母体に北美津久を交配することで、
新たな血統改良の可能性が広がるのではないかと感じています。
ご存知の通り、北美津久の血統は「美津照重-安福久-平茂勝」です。
そのため、安福久母体に交配すると近交係数が高くなってしまうため、
少し注意が必要な面もあります。
(もちろん「北美津久×安福久母体」の好成績牛もたくさんいますので、これを否定するものではありません!)
こうした血統の組み合わせの妙も含めて、これからの活躍がますます楽しみな1頭ですね!