営業マンの放浪日記

【十勝】ホクレン馬市場(令和8年10月29日開催)の市況結果と現場レポートNew

礒匠の日記2026/10/29

皆さんこんにちは、馬担当の礒です。

今日は十勝のホクレン馬市場が音更の家畜市場にて開催されました。
見学に行ってきましたので市況をお伝えしたいと思います。

新音更市場での開催となってからは、これまで馬市場では生体をセリ場まで連れてこず、
モニター映像を通じて競る方式が取られていました。
しかし、「下見だけでなく、セリの瞬間にも生体を見たい」という声も多く、
今回は実際にセリ場まで馬を連れてきての開催となりました。
モニター越しとは一味違う、前回までよりも臨場感と熱気が会場全体に満ちていました。

今回の総出場頭数は410頭(成立343頭、成約率83.7%)と、
前年(令和7年:出場396頭・成立288頭)に比べて頭数も成立率も大きくアップし、
年に2回しかない貴重な市場ということもあって、
会場を訪れるお客さんの数も非常に多く活気に溢れていました。

具体的な市場結果の詳細は、ホクレンさまの公式ホームページでもご確認いただけます。
ホクレン市場速報

 過去4カ年(10月開催)の市場結果まとめ

参考までに、近年の10月開催の推移を振り返ってみます。
R5年度までの「年3回開催(8・10・2月)」から、
R6年度以降は「年2回(10・2月)開催」へと体制が移行し、
1回あたりの上場頭数がまとまる形となっています。

  • 令和5年10月31日(年3回開催):出場373頭 / 成立270頭 / 農用馬平均 約149.8万円 / 小格馬平均 約27.7万円

  • 令和6年10月30日(年2回へ移行):出場402頭 / 成立309頭 / 農用馬平均 約140.1万円 / 小格馬平均 約21.1万円

  • 令和7年10月29日:出場396頭 / 成立288頭 / 農用馬平均 約121.1万円 / 小格馬平均 約21.1万円

  • 令和8年10月29日(今回):出場410頭 / 成立343頭 / 農用馬平均 約108.5万円 / 小格馬平均 約29.2万円
    (※数値はいずれもホクレンさまの公表データをもとに算出)

 現場で感じた畜種ごとの傾向と市場の背景

今回の市場を実際に見ていて、畜種ごとにかなり対照的な動きが見られました。

  • 農用馬(大型の馬)
    全体としてはやや軟調で、ピーク時(R5年の約150万円やR6年など)に比べると
    平均価格は108.5万円ほどまで落ち着きを見せています。
    ただし、血統が良い馬やしっかりと体重が乗った良馬は高値をつけており、
    上下での「選別のシビアさ・差」がより鮮明になっている印象です。
    世間話ベースの情報ではありますが、一時期の高騰から落ち着いてきた背景には、
    熊本の地震による食肉センターの一時的な影響や、
    輸入馬が安定的に日本に入ってきていることなども、
    平均価格が軟化した要因としてあるのかもしれません。

  • 小格馬(ミニチュアホース、ポニー、どさんこなど)
    一方で小格馬は、R6〜R7と平均21万円台で推移していたところから、
    今回は平均価格が約29.2万円まで大きく跳ね上がり、
    成立率も87.2%と非常に高い数字を記録しました。
    会場にはポニーやミニチュアホース目当ての乗馬施設関係者なども
    多く足を運んでおり、非常に活気がありました。

    なかでも、かわいくて小さいミニチュアホースは価値が高く、
    70万円後半で取引される馬も。

    体格の大きいどさんこ(350kg?)と、
    手のひらサイズのミニチュアホース(50kg?)を比べると、
    ミニチュアホースの方が価格が高いというのは、
    用途の違いこそあれ何とも面白い現象ですよね。
    一時のような全般的な高騰ブームは落ち着いたものの、
    こうした小格馬の分野では根強い需要と手堅い盛り上がりを見せていました。

以上、熱気に包まれた馬市の状況をお伝えしました。
やはり現場に足を運んで生体やセリの空気感を肌で感じるのは面白いですね!
次回の開催もまた楽しみです。