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新年を迎えて…
新年を迎えて…
佐藤隆司の日記
2015/01/05
みなさん、こんにちは~っ!
(株)アース技研、(株)ラボジェネターは本日が仕事始めです。
今朝の気温は-17℃と帯広らしい気温になっておりましたが、
社員が無事に事務所に、にこやかに顔を見せてくれましたので取り敢えずは安心いたしました!
本日は新年を迎えて既に5日目に入りましたが、ここで改めて新年のご挨拶をさせて頂きます!
皆さん、明けましておめでとうございます!!
昨年中は全国各地の皆様から大変お世話を頂き有難うございました!
お陰様でまた新たな年を迎える事が出来ました!
応援していただいた皆様方には心から感謝いたします。
新たなひつじ年を迎えましたが、
これからも社員全員が夫々に与えられた役割を責任もってしっかりと果たし、
皆様にご迷惑を掛ける事無く、みなさまの現場のお役に立てるよう各人が更に精進すると思います?ので
(数少ない朝礼で、私が社員仲間に伝えましたのでチャ~ンと聞いていた人はきっと大丈夫です!
)
これからも愛のムチを持って厳しく応援してくださいねっ!!
本年もご指導を宜しくお願い致します!!
さて、新年のご挨拶はこれくらいにしておいて…
今年も昨年に引き続き畜産業界はかなり厳しい状況が続くと思います。
皆さんも既に御承知だとは思いますが、素牛価格の高値安定にも関わらず、枝肉単価の低位安定
(共励会や一部特定ブランドは別として…)、給与飼料の高騰など、この構造は今暫く続くと思われます。
肥育農家さんは繁殖農家さんの素牛を購入して、肥育するために飼料を購入して20ヵ月くらい
肥育していますよね!
…と言う事は、肥育農家さんにとって仕入れ値は素牛も飼料も、更には電気料などの付帯経費は
高くなっているのに、出荷される牛さんの枝肉単価は安くなっている…
つまり、収入より支出が多いって言う事は…
余程貯蓄をたくさん持っていなければ事業を継続は出来なくなっちゃうという事ですよね?
かといって、どちらもセリで価格が決まるシステムですから、自分たちにはこの価格決定権はありません。
肥育農家さんが再生産出来なったとしたら、セリで素牛を購入してくれる購買者が少なくり、
その結果として当然素牛価格が安くなる…という事になってきます。
こんな状況が続いたら、生産、肥育という繋がっている業種は両方とも生活が成り立たなくなります。
モチロン、すぐにこうなるって言う事ではないのですが、
このまま推移したらその危険性を孕んでいると言う事です。
こんな事態を避けるために、以前から既に海外に和牛肉の市場を求める動きも出て来ていますし、
国内では出来るだけ肥育コストを掛けず健康的で美味しいという赤身肉の販売ルートを開拓している方や、
皆さんご存知の松本先生も若齢肥育でのシステムを国内市場で作ろうと既に試験生産もされています。
だからと言って、直ぐに解決策が出来るっていうものでもありません。
皆さんご存知のように、畜産業界は何をするのでも時間がかかる産業です。
そうかといって、諦めてただ指をくわえて今迄と同じようにやっていてはいけません。
皆さんには今の現状の中で、少しでも経営を改善して「目先や見た目ではなく、
真のコストダウン」に努力し、状況が好転するまで一歩ずつ前を向いて前進し、
頑張って頂きたいと思っています。
私達も少しでも皆さんのお力になれるように頑張って旅をし続けますので、
一緒にこの山を乗り越えて行きましょうね!!
年明け早々、先の暗いお話で申し訳ありません!
でも、現実をしっかり見極めておかなければ、その解決策も生まれて来ない…
という事を皆さんと共有しておきたかったので、こんな風になっちゃいました!!
さぁ~っ、明日から…いや、今夜から前を向いて毎日を楽しむために頑張りましょう!!
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