営業マンの放浪日記

TMR

中紙育朗の日記2017/05/15

皆さんこんにちは!!

九州・沖縄地区担当の中紙です

 

今回はTMR飼料について僕なりに思っている事を書かせて頂きたいと思います

※酪農に限ります。

 

TMR飼料を給与する目的やメリットはたくさんあるかと思いますが

有効的に活用するには、やはり選び食いさせない(均一に混ぜる)という事

が重要になるのではないでしょうか?

 

皆さんご存知で新しい方法では無いのですが、牛に選び食いをさせな

いTMR飼料を作る手段の1つとして加水をする方法があると思います。

 

加水をするメリットとして・・・

・粗飼料と配合飼料、添加剤等の混ざりが良くなる。

・乾草やラップサイレージ等の長い粗飼料が短く切れる。

・水分量、サイレージの品質にもよりますが2次発酵になりにくい。

・特に夏場、エサを食べながら水分をとれる。

 

デメリットは手間がかかってしまう事や水道代がかかってしまう事。

そして、トラクターでけん引されている場合、PTOに負荷が大きくかかって

しまう為、一旦止めてしまった後、再度PTOを回すとトラクターがエンスト

してしまう可能性があります。

ですのでトラクターの馬力が十分必要になります

 

 

写真の農家さんのTMRはそれほど高水分では無いのですが・・

 

僕は70%~80%くらいの水分量でも良いと思っています。

(70%~80%の目安としては、手で軽く握ると水分が出てくる。飼槽に

置いておくと水が流れ出てくるくらいです)

 

そのくらいの加水をするには一般的な蛇口から出てくる水量ではミキサー

から出てしまうので、一気に入れてしまうと良いと思います

 

例えばお金をかけずに簡単にする方法としては、ホイールローダーなど

のバケットに水を溜め、ミキサーを回しながら入れると良いと思います。

 

これから迎える梅雨時期、夏に向けて参考になりましたら嬉しいです