営業マンの放浪日記

新たな挑戦(発酵床)その3

植田秋良の日記2018/03/23
 

道東のT農場さん(搾乳牛75頭)を訪ねました。

昨年12月と先月のブログでもご紹介しましたが、

この冬から発酵型フリーバーン(発酵床)に挑戦しています。

まずは先月の様子ですが、

最低気温-20℃、最高気温-2

牛床の温度は10℃前後(15㎝深部)でした。

所々凍結していたものの、

牛は気持ちよく横臥して調子も良く、床の暖かさを感じ、

除糞の労力も軽減されているとのことでした。

 

そして、今月です。

最低気温-10℃、最高気温2℃

牛床の温度は20℃弱(30㎝深部)でした。

まず、先月は15cm深部までしか刺すことができなかった

温度計が30cm深部まで刺すことができたことは、

とても良い状態を表しています。

寒さが緩み始めて発酵床の水分が高くなり、

管理が難しい時期になるのですが、

Tさんは難なく対処されておられました。

さすがです!

毎日、刻んだ麦わら(1ロールほど)を積み足しして

発酵床の高さ(厚み)がでてきたこと(最高値60cm)により、発酵状態が促進、安定してきていると思われます。

それと、週に1回ほどホイルローダーで牛床の撹拌を始めたことが功を奏していること間違いなしです。

発酵床に挑戦してから、

厳寒期と寒さが緩み発酵床の水分が高くなる難しい時期を

無事に超えようとしています。

発酵床にした最大の目的である労力の軽減(人力による除糞作業)も達成されています。

牛も気持ちよく発酵床に横臥して、エサの食い込みも良く、乳房炎も少なく、良い状態でした。

 

もちろん、まだまだ気が抜けませんが、

今後が楽しみですね!!