営業マンの放浪日記

暑熱対策②

中紙育朗の日記2018/07/26

 

前回に続き、暑熱対策の話題になります。

 

過去のブログと重複する部分も多々あるかと思いますが、今まで見てきた中での

 

施設面での暑熱対策について紹介させて頂きます。

 

まず方法という訳では無いのですが、やはり飲み水がもっとも重要だと

思います。

 

ありきたりの事ですが、水槽をキレイにしてあげ、こまめに水を取り替えて

 

新鮮な水がたくさん飲めるようにしてあげて欲しいと思います。

 

 

 

 

続きまして、屋根からの熱を和らげてあげる方法です。

 

これにはいくつかのやり方がありました。

 

屋根から水をかけてあげる。(見えにくいですが、スプリンクラーがついています)

 

夏場のみシマシマ牛舎(ドーム型牛舎)の透明部分に遮光ネットを張る。

(日陰の部分を多く作ってあげる)

 

上の写真の農家さんは、ミストもしております。

 

最近、ミストは逆に湿度を上げてしまい、暑いような気がするという声も聞きます。

 

ミストを出す時間、間隔、風の強さ(扇風機の台数)を調節してあげると

 

やはり効果はあるのではないでしょうか。

 

また人工哺育の牛用に、小型な扇風機にミストを取り付けている農家さんも

 

いらっしゃいました。

 

ネットで探すと3000円ぐらいで同じような製品がありました。

 

 

 

屋根に石灰やペンキで白く塗る方法では約20℃くらい熱を抑える

 

効果があるそうです。

 

屋根の内側にはコンパネを張りつけています。

 

特に日差しの強い地域で、お奨めです。

 

 

 

最後に牛に直射日光を当てないように、遮光ネットを使う方法です。

九州の農場で多く見かけます。

張る手間がかかりますが、手軽で費用もあまりかからないので

お奨めです。

 

新しいやり方は無かったかもしれませんが、牛と農場で働く方の為にも

何か対策をして頂けたらと思います。

 

次回は、北海道の酪農家さんがやっているリレー換気とトンネル換気の組み合わせ

を紹介させて頂きます。