営業マンの放浪日記

繊維を摂りましょう

礒匠の日記2019/01/27
 

皆さんこんにちは!

 

さて、一昨年の粗飼料の質は比較的よく、牛の調子が良かったり

増体が良かったりという方も多かったのでは、と思います。

 

ですが、昨年の北海道は6、7月雨が多く

刈遅れや、雨に濡れてしまったものがあり

粗飼料の質が悪いという方が多かったのではないでしょうか?

 

特に道内の方は自家産の牧草を食べさせていることが多いため

その年によって品質のばらつきが多いと思います。

 

 

ある、和牛繁殖農家さんでは冬に入るまで

一昨年の良い草が残っていたため、

昨年のイマイチな草と半々くらいで混ぜて与えていました。

しかし、どうも食いつきが悪く草が残っていることも多かったため

本格的な寒さが来る前に一昨年の乾草のみに切り替えたそうです

 

すると、一昨年の少し古いものとはいえ

食い込みも戻り、毛艶も良くなり、牛の幅も出てきたということです

 素晴らしい判断!!

改めて粗飼料の重要性に気づかされました

 

配合飼料にそこまで大きな品質のばらつきは考えにくいので

体高や幅が出てこないというときは

草の品質を疑ってみるといいかもしれませんね

 

 

また、その農家さんの話では

離乳後からビートパルプを与え

繊維を補ってあげることで(最大でふやかさないで500g程度)

腹づくりに一役買っているのか

給与する前に比べて肋張りが良くなったとのことです。

 

その他、哺育時からスターター、乾草と一緒に

バガスをやることで、乾草の質が不安定な時でも

成長が安定してきた気がするとのことでした!

もちろん、粗飼料の質が良く

しっかりと食い込めていれば、それが一番ですので

あくまでも補助的にあたえているそうです。

 

頭の片隅に置いておいていただければ嬉しいです。