営業マンの放浪日記

そこに幸せはあるのか

岩本尚吾の日記2020/02/11



東北地区・九州地区担当 の 岩本尚吾です。



皆さま いかがお過ごしでしょうか。 



今日は大分県の豊肥子牛セリに行ってきました。



ちなみに、今日の平均価格は 去勢 約79万円、メス 約71万円(税込)でした。



去勢は血統が良くて大きくなりそうな牛が80~90万円台(セリ価格)だったと思います。



ただ、去勢、メスともに 血統 や その牛なりに価格のバラツキはありました。



(セリ価格は 30~90万円台までいたと思います)



結果として 先月の平均より 約5万円高かったようですが



”価格のバラツキもあったので買いやすかった肥育農家さんもいたんじゃないかなぁ”



と 親しくしている肥育農家さんが言っていました。



実は、今回 長崎の知り合いの繁殖農家さんが素牛(美国桜のメス)を買いに



初めて 豊肥の子牛セリに来ていたのですが



”2~3頭買うつもりが 牛も良かったし 価格も買いやすかったので4頭買えましたよ”



と 言っていました。 




こうやって行動できる農家さんに イイことがあるのかもしれませんね。 




ちなみに、子牛セリ価格等の詳細は 明日の農業新聞を見てくださいませ。 





ところで・・・





ある繁殖農家さん(Aさん)から



Aさん : ”今、増頭を考えているんです・・・” 



と 言われたので



岩本 : ”もし良かったら会って欲しい農家さん(Bさん)がいるから会いに来ませんか”



と 伝えました。



すると、Aさんが Bさんのところまで 来てくださいました。



☆AさんとBさんの距離は 片道(車で) 約3時間半の道のりです。  





ちなみに、Aさんは 畜産とは関係のない仕事をしているのですが



数年前に親父さんが亡くなり(親父さんが繁殖母牛を6頭飼っていたので)



そのまま 牛を引き継いで 朝晩 エサやりをしながら



以前からやっていた仕事も継続しています。



その中で、牛も好きだし、牛を増やしていくのも良いかな・・・ 



と 思ったようです。



今は仕事をしながら 朝 45分 夕方 1時間 牛達のエサやりなどをしているようでした。




ちなみに Aさんは 40歳。  3人のお子さまがいます。





そのAさんの話を Bさんに伝えると、 Bさんは いろいろと話してくださいました。





Bさん : ”僕も好きで 牛飼いを始めたんだけど・・・”




   ”牛を育てるということは 魂の修行 だよ” 




   ”働きながら(別の仕事を持ちながら)牛飼いをしていたら




    どうしても自分の仕事の休みの日に堆肥出しをしたり




    その他の仕事もしなきゃいけなくなる時があるから




    子供さんとの時間を犠牲にしなきゃいけなくなる時がでてくるよ”




   ”規模を大きくして そこに幸せはあるのかな”




   ”もし 牛を増やしたいという気持ちに 明確な理由 が あるなら




    もちろん 応援するし 力になることができると思うよ”




   ”もし 牛を増やしていくなら牛舎環境などを含め合理的に考えやっていかないと




    あとで 自分に跳ね返ってくるよ・・・”






僕は、Aさん と Bさんのお話を聞きながら 言葉をノートにメモっていたのですが



Bさんの想いのある言葉たち が 心にグッときました。





いろいろな経験をしている Bさんだからこそいえる言葉だったのだと思います。





一歩踏み出す勇気も必要だと思うのですが



あえて立ち止まることも大切なのかもしれません。 




これからの一歩を進むために



積極的に立ち止まってみる と いうことなのかもしれませんね。 





Aさん  めっちゃ応援しています!! 




Bさん  温かいお言葉 ありがとうございます!!