営業マンの放浪日記

ある農家さんの話

岩本尚吾の日記2020/09/20



東北地区・九州地区担当 の 岩本尚吾です。



皆さま いかがお過ごしでしょうか。



先週、九州から北海道へ戻ってきました。



帯広空港に着陸する前  飛行機のアナウンスで



”今、帯広の気温 は 12度です・・・”



と流れてきました。



”おおーっ・・・”  こちら 北海道は 一歩一歩 冬が近づいているかもしれません。



(と言いながら、昨日は 急に暖かくなり 最高気温  27度だったのですが・・・  )





少し前に、ある九州の肥育農家さんと話をしました。



先日の 台風 9号、10号が連続してくるというときに



(テレビなどで ”今までに経験ない台風が来るかもしれない” と言っているし



 昨年の豪雨で 一つの牛舎の屋根が壊れたこともあり)



今回も 牛舎がどうなるか分からなかったので(この方の牛舎は二つあります)



いろいろと考えた結果



昨年、屋根が壊れた牛舎にいた肥育牛 20頭を



隣にある もう一つの牛舎(頑丈な牛舎)に 全頭 移動したということでした。



作業的には大変だったと思うのですが もし何かが起こっていたら問題ですよね。




もし台風で屋根が壊れて、牛達を押しつぶしてしまったら・・・




と 考えたようです。




ただ、 今までは 2頭 1群 で育てていた肥育牛達を移動して 4~5頭 1群で 入れたので



いつもと違う仲間だし、場所も違うし、密度も違うし(1頭の広さも半分になったようです)



牛達を移動した後は リラックスできていなかったようでした。



(当然なのかもしれませんが・・・  )




牛達を移動して、台風が過ぎた後に



牛舎へ牛達を確認しに行った時も 牛達は寝ることなく立っていたということでした。



その牛達を いつも過ごしている元の牛舎に戻したら



落ち着いた様子で すぐに寝た(横になった)ようです。 




結局は、この農家さんのところでは



台風による大きな影響はなかったから良かったのですが



今は、自然災害で 何が起こるか分からない時代ですよね。





もし、台風で牛舎の屋根が落ちてきて 牛達を押しつぶしていたとしたら・・・





自然災害の時は 特にそうなのかもしれませんが、



予想できることを想定しながら(想定外のこともたくさん起きてしまうのですが・・・)



もし、そうなった時に 後悔しないように



牛舎を補強したり、ロールで風を防いだり、牛達を移動したり・・・



何か準備(行動)して欲しいと思っています。




今は、自然災害により



自分や家族、周りの方の命だったり、生活だったりも どうなるか分からないのですが



牛達の命はすべて 皆さまに 委ねられていますよ。