営業マンの放浪日記

新築牛舎

中紙育朗の日記2020/12/16

 

皆さま、こんにちは!!

 

先月、鹿児島の農家さんのところに行かせて頂きました。

 

こちらの農家さんは新しい牛舎を建てられていたのですが、

 

細かな部分まで考えられた、

 

とても良い牛舎だと感じましたのでご紹介させて頂きます。

 

 

向かって右側が母牛、左側は子牛牛舎になります。

 

奥には堆肥舎があり作業導線がとても良いと思います。

 

 

 

子牛牛舎の横側には目の細かなネットが張ってありました。

 

ハエは通り抜ける大きさですが、鳥は入って来ないと思います。

 

血便の原因の1つになるクロストリジウムを運んでくる鳥を牛舎内に入れません。

 

鳥対策の中ではコスト面なども考えると、1番良いのではないでしょうか。

 

もし血便で困っている農家さんがいましたら、お奨めです。

 

 

 

 

制限哺育についても、鉄柵の下の部分がスライドするようになっており

 

 

子牛が簡単に出入りできるようになっていました。

 

 

 

 

ウォーターカップまで顔を出す部分も、牛の大きさに合わせて幅を変えられる

 

ようになっており、写真では見切れていますが、向こう側についている黒いバーを

 

ずらすと簡単に水が出るようになっています。

 

 

 

 

子牛牛舎の方は温水が出るようになっています。

 

今さらかもしれませんが、水はとても大切です。

 

牛がたくさん水を飲めるようにして頂けたらと思います。

 

壊れている場合はもちろん修理して頂いて、牛が飲みやすい位置に設置

 

こまめなウォーターカップの掃除、水の入れ替えをお奨めします。

 

 

肥育牛についても、尿石予防にもなると思います。

 

エサの食い込みも変わってくると思います。

 

(温水は子牛期だけで良いと思います)

 

また、鹿児島や宮崎でも、冬場水道管が凍結する牛舎もあるかと思いますので

 

パイプカバーなどの対策をされてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

柵は180度以上回転するので こえたて  も楽です。

 

また色々なアレンジも出来るので下の写真のようにクの字にもできます。

 

 

 

 

通路側に扉がついているので、子牛を捕まえる時や獣医さんに診てもらう時

 

とても楽に行けます。

 

 

 

子牛のところにはミストもついていました。

 

暑熱対策に加えて、オキシリンクが添加されていますので風邪、肺炎の予防にも

 

なっていると思います。

 

 

 

これから牛舎を建てる方や改築をされる時の参考になりましたら幸いです。