営業マンの放浪日記

粗飼料についての感想

中紙育朗の日記2021/02/26

 

 

南九州・沖縄地区担当の中紙です。

 

今回は、僕が担当させて頂いている地域の農場に行かせて頂く中で

 

 

特に生産農家さんに粗飼料の事について聞くと、それぞれの農家さんで

 

色々な考えや経験の中で、色々なお話しをお聞きしてきましたので

 

今のところの僕なりの感想を書きたいと思います。

 

それぞれ単体や合わせて給与している農家さんがいますが、

 

品種ですと、輸入のチモシー、オーツヘイ、自家産イタリアン、稲ワラ、バガス、

 

アルファルファなど他にもまだあると思いますがこのあたりでしょうか。

 

その中でも僕が担当させて頂いている地域の農家さんで一番使用率が高いのが、

 

オーツヘイだと思います。

 

チモシーに比べTDN(可消化養分総量)CP(粗タンパク質)が低いのですが

 

嗜好性が良く牛がよく食べてくれる事、そして品質が安定しているので

 

使いやすいというのが魅力かと思います。

 

一方でチモシーを使われている農家さんに聞くと、配合飼料との組み合わせ

 

もあるのだと思いますが、自分の農場だとオーツヘイを給与すると

 

尾枕がつきやすい事や軟便になってしまうという事をお話しされます。

 

 

もちろん、どちらかが良く、どちらかがダメということは無いと思っており

 

ほかの粗飼料と組み合わせてみたり、その農場に合ったやり方が

 

あると思います。

 

特に不満が無く上手くいっている農家さんでしたら、現状のそのままで良いと

 

思いますが、もし上手くいって無い場合でしたら品種や組み合わせを

 

変えてみるのもいいのではないでしょうか。

 

また最近では、チモシーやアルファルファ、バガスなどが入っている餌付け飼料や

 

育成飼料があると思います。

 

給与されている農家さんに聞くと、とても良いとお聞きしますので

 

ひとつの選択肢として考えられてもいいのかもしれません。

 

 

 

続いて粗飼料の長さについてです。

 

子牛についてはやはり裁断した方が

 

良いと思っています。(粉っぽくなってしまわない程度)

 

裁断することで採食量が上がると思いますし、床に引っ張り込んで無駄に

 

なる事を防げます。

 

ですが、肥育農家さんのところに行ったあと細断した粗飼料しか

 

わからない牛は長いままの粗飼料の食べ方がわからない為か

 

あまり食べられないという事を肥育農場の方から聞きますので

 

理想はセリ前3~4か月ぐらいから徐々にならしてあげるのが

 

良いと思います。