営業マンの放浪日記

大きな変化に注意

礒匠の日記2021/05/26
 

皆さんこんにちは。

道東担当の礒です。

 

今回は発酵床について書きたいと思います。

 

発酵床牛舎で牛を飼っている方は

糞を取って敷料を足す

敷料を投入し、ハローなどで攪拌する

などなど

普段からベッドメイキングを

行っている方が多いかと思います

 

マイナス20℃にもなる北海道では

冬場は発酵が緩やかになり

ベッドのかさが増えてしまうことがしばしばあります

 

(逆に夏場は発酵が進み

 ベッド中の堆肥のかさが減っていくという方もいます)

 

そこで、春先にベッドの堆肥出しをする方も

いらっしゃいます

 

しかし、注意が必要で

一気にベッドの堆肥を取り出したら

牛の乳房炎が増えたなどの話をよく聞くことがあります

 

また、逆に、敷料を大量に入れたら乳房炎が出る

という方もいらっしゃるのです

 

 

確実なことは分かりませんが

ベッドの状態が急激に変わることで

発酵床内の微生物叢が大きく変化したり

微生物にもストレスが加わってしまい

悪玉菌や普段はおとなしくしている日和見菌

などが活発になってしまうのかもしれません

 

もちろん、足場や寝床の状態が変われば

いくら人が良かれと思ってやったことでも

牛にストレスがかかってしまうこともあるのかもしれませんね

 

 

今回は発酵床の例でしたが

粗飼料のロットによる品質の変化、場所の移動など

急激な変化というのは負荷が大きくかかってしまうため

特に何か変わるというときは牛の様子に気を付けて

見てあげる必要がありますね!

アースジェネターもストレスがかかった時に

多めにあげるというのは非常に有効だと思います

 

 

そんな僕も繊細なので

出張先でベッドが変わるとゆっくり寝られません

図太い精神に鍛えたいものです()