営業マンの放浪日記

ワラなどの切断機の活用

植田秋良の日記2021/06/01
 

先日、とある農場さんへお伺いしました。

すると、牛舎に新品の切断機が置いてありました。

(写真は投入口側)

 

この農場さんでは1年ほど前から、

かさ上げ式の発酵牛床(前回のブログに図あり)

を活用しています。

 

敷料は長いままの稲ワラを使っていましたが、

ふん尿と均一に混ざらないことにより、

水分の高い所と低い所のムラができていました。

 

そこで、切断機を購入し、稲ワラを数㎝に切断しました。

牛床へ投入すると、ふん尿と均一に混ざるようになり、

水分など発酵状態のムラが少なくなりました。

そのうえ、敷料の投入量を抑えることができました。

(写真は吹き出し口側)

 

参考までに、この切断機の概要です。

*価格は20万円前後

*山本製作所製 CXシリーズ シリンダカッタ はね出しタイプ

*定置型、キャリヤ型、自走型の3タイプあり

*切断の長さは、いずれのタイプも19㎜、47㎜、77㎜の3段式

*この農場さんはヤンマーさんから購入

 

稲ワラのほか、麦ワラ、牧草にも活用できます。

 

また、発酵牛床だけでなく、通常の牛床管理の場合でも

同様の効果があると思います。

 

ふん尿と混ざりやすくなる、

敷料の使用量が減る(少し)、

堆肥の発酵が良くなる、

などの効果が期待できるとすれば、

費用対効果は十分にあるのではないかと思います。

 

是非、お勧めです!