営業マンの放浪日記

ある農家さんからの連絡

岩本尚吾の日記2022/05/11


いつもありがとうございます。


東北地区・九州地区担当 の 岩本尚吾です。


皆さまいかがお過ごしでしょうか。 



少し前にある農家さんから連絡がありました。



農家さん: ”褐毛のメスを導入したのですが、黒毛和牛の受精卵を入れようと思っています。


        どのような感じの血統が良いのでしょうか”


ということでした。



おそらく、血統 や 受精卵のことが気になる方にとっては大好きなお話ですよね。 



質問があったのは、褐毛和牛の繁殖農家さんからでした。



今までは褐毛の子牛を産ませていたのですが、



今回導入した牛には初めて黒毛和牛の受精卵を活用するということでした。



和牛の血統に関しては そんなに詳しくなくて 受精卵は今まで活用したことがない ということでした。





皆さまなら どんな血統をオススメしますか。 





今、手に入りそうな受精卵について 農家さんに質問すると・・・



農家さん: ”華春福ー百合茂、美国桜ー華春福、幸紀雄ー美津照重、耕富士ー秀菊安 など 


       といったドナー(母牛)に 安福久 で 採卵する方から 受精卵を買うかも!?しれません”



ということでした。



とても魅力的な血統の流れなのですが、



初めて受精卵を活用するという農家さんにとっては 少しグレードが高そうな気がしました。



(もしかしたら 受精卵の価格も高値なのかも!?しれませんが・・)



どうしても 安福久(メス)を残したい農家さんには良いのかもしれませんが



黒毛和牛を 初めて産ませて 初めて育てる という農家さんには



そのような血統の流れでなくても良いのかもしれません。



先ずは(初めての試みなので)、何度か受胎しなくても くじけないような 受精卵の価格



そして、ある程度しっかりした子牛が産まれてきそうな血統の構成が良いのかもしれませんね。




もし・・・



”受精卵を活用するのが初めてじゃなくて 我が家は受精卵めっちゃ着くよ”



という農家さんがいましたら



(ここからはあくまでも個人的な意見ですが)



今は 福之姫ー安福久 福之姫ー美国桜 福之姫ー諒太郎 の ような血統の流れだったら



メスが産まれても オスが産まれても 高値で販売できるかもしれませんね。



子牛の育てやすさもあると思いますし(確率的にという意味です)



肥育農家さんも 繁殖農家さんも(母牛として) 欲しい血統の流れですよね。 




今の(来年にはどうなるか分からないのですが)王道の話になってしまい申し訳ありません。




北海道では 牛乳の生産抑制もあり(搾乳牛を増やすことが難しいので)



これから 和牛の受精卵を活用していく酪農家さんが増えていくと思います。




未来のことは どうなるか分からないのですが



過去のことを学びながら 一歩一歩進んでいくしかないのかもしれませんね。