営業マンの放浪日記

牛舎建築3つのポイント

礒匠の日記2022/06/13
 

皆さんこんにちは。

とある北海道のジェネターユーザー牧場をご紹介いたします。

 

こちらの牧場は、とても優秀な預託牧場で

視察なども多い牧場です。

 

種付け前後の牛は発酵床牛舎でのんびりと過ごしており

妊鑑+になったら、放牧地つきの牛舎に移動になります

 

 

発酵床牛舎は牧場で新しい建物ですが

牛舎を成功させる重要なポイントは

          ①    換気

          ②    日光

          ③    密度

とのことで、それらを意識した作りになっています

牛舎のどの方向からも空気が流れるようになっており

牛が寝た時の鼻先の空気がいつも新鮮に心掛けているそうです

 

また、屋根はしましまにして日光を取り入れて

牛の健康増進、ベッドの乾燥などに役立っています

(北海道では、冬の寒さ対策、

  牛床凍結の予防で透明部分を多くしています)

 

密度も89/とゆったりと飼っています

 

 

また、以前からある牛舎もパドックを増設することで

上の3点のポイントを押さえています

 

 

 

他の酪農の現場の話ですが

北海道では牛乳生産の抑制もあり

牛を淘汰せざる負えないところもあります

そんな中、10頭ほど牛を減らしたことで

今までよりも密度が薄くなり

快適性が向上したおかげか

牛の調子は絶好調

乳量が増えてしまい(いいことなのですが(^^;

結果として、総乳量が少し増えてしまっているとのこと

 

やはり、牛の快適性はとても重要なのだなと感じました

 

 

えさや燃料が高騰しており

厳しい状況が続きますが

一度、基本に立ち返って

牛にとって最大限働きやすい環境を作ってあげることが

プラスになるのだと思いました!