皆さんこんにちは。
とある北海道のジェネターユーザー牧場をご紹介いたします。
こちらの牧場は、とても優秀な預託牧場で
視察なども多い牧場です。
種付け前後の牛は発酵床牛舎でのんびりと過ごしており
妊鑑+になったら、放牧地つきの牛舎に移動になります


発酵床牛舎は牧場で新しい建物ですが
牛舎を成功させる重要なポイントは
① 換気
② 日光
③ 密度
とのことで、それらを意識した作りになっています
牛舎のどの方向からも空気が流れるようになっており
牛が寝た時の鼻先の空気がいつも新鮮に心掛けているそうです
また、屋根はしましまにして日光を取り入れて
牛の健康増進、ベッドの乾燥などに役立っています
(北海道では、冬の寒さ対策、
牛床凍結の予防で透明部分を多くしています)
密度も8~9㎡/頭とゆったりと飼っています
また、以前からある牛舎もパドックを増設することで
上の3点のポイントを押さえています

他の酪農の現場の話ですが
北海道では牛乳生産の抑制もあり
牛を淘汰せざる負えないところもあります
そんな中、10頭ほど牛を減らしたことで
今までよりも密度が薄くなり
快適性が向上したおかげか
牛の調子は絶好調
乳量が増えてしまい(いいことなのですが(^^;)
結果として、総乳量が少し増えてしまっているとのこと
やはり、牛の快適性はとても重要なのだなと感じました
えさや燃料が高騰しており
厳しい状況が続きますが
一度、基本に立ち返って
牛にとって最大限働きやすい環境を作ってあげることが
プラスになるのだと思いました!