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昨夜のお話
昨夜のお話
岩本尚吾の日記
2022/07/14
いつもありがとうございます。
東北地区・九州地区担当 の 岩本尚吾です。
皆さま いかがお過ごしでしょうか。
昨夜のことなのですが・・・
ある繁殖農家さん(Tさん) と
ある牧場で働いている従業員さん(Kさん)と3人で食事をしていました。
食事をしていると、Kさんのところに電話がありました。
電話があった理由は、
”初産の子(未経産牛)が産みそうなのだが
お腹の中の子牛が大きくて、なかなか出てこない(お産できない)ので困っている” と いうことでした。
(Kさんの牧場で働いている従業員さんからの連絡でした)
この日は、Kさんの社長さんがいない日(出張している日)でした。
社長さんがいない時に限って、いろいろなことが起きますよね。
農家さんあるある なのだと思います。
話は戻り・・・
Kさんの牧場の従業員さんは、担当の獣医さんにもすでに連絡しているということでした。
僕たちも、食事をしながらそのことについて話をして
”もし難産だったら助けが必要になるかもしれないし、何かできることもあるだろうから牛舎へ行こう”
ということになり、タクシーを呼び 牧場へ行きました。
(この時 22時頃でした)
牧場へ着くと・・・
☆22時の牧場はこんな感じです。
獣医さんが来て、牛を触診して ”帝王切開しよう” ということになりました。
みなさま、帝王切開へ向けて それぞれいろいろな準備を始めていきます。
(みなさま プロなので さすが 手早かったです
)
準備が終わり、すぐに帝王切開が始まりました。
その後・・・
無事に、子牛が産まれました。 母子ともに 元気そうでした。
先生 皆さま ありがとうございます!!
子牛の血統は 夏百合ー美国桜ー百合茂ー安福久 みたいな感じだったと思います。
結局、子牛は48キロくらいだったと思うのですが、
獣医さんが触診して 母牛(初産でした)の大きさだったり骨盤だったり、そのバランスを見て、
帝王切開することがベストだと判断したようです。
無事子牛が産まれたら それで終わりかというともちろんそうではなく、
続けてお母さん牛の縫合が始まります。
☆閲覧注意かもしれません。
先生が丁寧に縫っていきます。
結局、終わったのは 深夜0時(24時頃)だったと思います。
”皆さま お疲れさまでした!!” という感じなのですが、
二人の獣医さんたちは
”僕らは 弱っている子牛がいる牧場があるから、今から行ってくるね”
ということで別の農家さんのところへ 爽やかに 出かけていきました。
生命を守るという仕事は大変ですよね。
改めて実感しました。
僕ら 3人は というと・・・
その後、タクシーを呼び、街に戻りました(この時 0時30分頃 でした)。
僕は、 ”代行でホテルへ帰ります” と 伝えたのですが、
熱帯夜の九州 汗だくで 帝王切開のお手伝いをしていた2人の若者(Tさん と Kさん)は
”もう一軒行ってから帰ります!!”
と言って 明るいネオンの方に戻っていきました。
元気イイですよね。
彼らが 日本の畜産を支えていくのだと思います。
あっ・・・・・ 昨夜(から今朝)のお話でした。
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