営業マンの放浪日記

放牧酪農と発酵床

礒匠の日記2023/09/12

皆さんこんにちは
道東・関東担当の礒です

今回は、道東の発酵床牛舎(バイオベッド・コンポストバーン)
の紹介です

発酵床牛舎は放牧との組み合わせも
抜群によく
放牧+発酵床牛舎を取り入れている方も
いらっしゃいます

発酵床①
↑牧場その1

発酵床②
↑牧場その2


発酵床③
↑牧場その3

理由としては、放牧と発酵床牛舎は
自由に動ける、土を踏んでいる感覚に近い
など共通点があり
外(放牧地)と中(牛舎)でギャップが少ないため
牛にとってのストレスが軽減されることが考えられます。

また、この時期ですと
放牧地に出ている時間も長いため
ベッドの管理が非常に楽ちんです

糞尿の量が多いと
どうしてもベッドの水分が高くなってしまい
敷料を多めに入れるなど工夫が必要となります

しかし、夏場に限って言えば
放牧をしている方の発酵床は
発酵することで、敷料やうんこの分解が進み
かさが減り、ベッドが若干沈みます
これは、微生物が活発に活動している証であり
ほとんど除糞や攪拌、敷料を足すなどの
作業を行わなくとも
良い状態を保てるような気がします。


とはいえ、ベッドと牛の状態(汚れ方)などを
見てベッド管理・調整を行うのがおすすめです
夏場に関して言えば
牛舎はある意味、暑さ対策のシェルター的な
意味合いが大きいかもしれませんね

常に舎飼いですと
やはり糞尿の量も増えるため
敷料を投入する量が増えたり
時々、ベッドの表面を除糞する必要も出てくるかと思います。

とはいえ、しっかりと発酵した戻し堆肥を使うなど
工夫することで敷料を抑えることができたり
良い戻し堆肥は意外や意外
他の敷料よりも牛体が汚れにくいことすらあります
戻し堆肥
ベッドの行き届いた管理
敷料の確保
などがクリアできさえすれば
牛にとっては非常に快適なベッドになるはずです!