営業マンの放浪日記

どの戻し堆肥を使うか

礒匠の日記2024/10/16

以前、戻し堆肥を利用している酪農家さんで
おそらく、戻し堆肥が原因と思われる
乳房炎が多いので相談に乗ってほしいということがありました

その酪農家さんでは、固液分離機によってできた
固形分を敷料としてフリーストールに敷いていました

その、戻し堆肥を見てみると
若干のにおいはあるものの
温度も上がっており
パラパラとしていて
一見問題なさそうに見えました

しかし、敷料の投入のタイミングや
固液分離により出てくる固体の量など
システム的な問題により

簡単に言えば
菌が増殖した状態の敷料を
投入したことで
乳房炎が多発してしまったと考えられました


「
もう少し、時間をおいて発酵させてから
敷料として使いましょう」
「
でも、どこで戻し堆肥をつくろうか?」

などと話していた時に
育成牛舎から出た
とても良い堆肥がありました

見た目は、ワラやオガ
うんこがごちゃ混ぜになっており
(酪農家さんからすると)
あまりきれいには見えなかった
ため放置していたようですが

まがいなりにもうんこを見てきた僕は
手を入れた時の温度、
発酵して黒くなった色
いたるところに生えている放線菌
などを見て
「
これはいけます!」

ということで
育成舎から出た堆肥を種堆肥として
固液分離機から出た固体と混ぜて
再発酵させ、最低でも2週間ほど置いた
戻し堆肥を敷料に使うことで
何とか、乳房炎の改善に至ったのでした!!

何が言いたかったのか
分からなくなってしまいましたが

戻し堆肥は
ある程度、時間をおいて
良い発酵をさせ
温度、水分、色など
色々な側面から判断して使うことが
大切だなと感じました

ちなみに、個人的に興味があったので
堆肥を採って
細菌叢を調べてみたところ(平板培養)
以下のようになりました



育成舎の堆肥は
善玉菌優勢のいい堆肥
固液分離して堆肥が排出されてから3日経ったものは
全体として細菌の数が多い傾向
(この状態だと、良くも悪くも菌が大増殖しやすい)
などが見られ何となく現場での
現象や感覚とも一致しますね!